「コミュニティハウスひとのま」という一軒家
2011年より「家を開放しています。」とだけ伝え続けて12年。
これまで多くの人が訪れてくれました。
一番多いのは学校に行けない/いかない選択をした子ども。
またその家族さん。
孤立しがちではあったところ、繋がりによって助かったという声をたくさんいただいております。
もちろん学校に行っている子も大歓迎です。
学校に行く行かないはどうでもいい空気感がここにはあります。
様々な理由・要因によってなかなか仕事(事業所)につけないという人たちとも多く出会ってきました。
コミュニケーションが苦手だったり、いろいろなことが気になり過ぎてしまったり。
いつの間にか社会に出るのが怖くなって、いわゆる「ひきこもり」になりがちだったところ「ただ何もしなくてもいい場所」があって助かったという声も少なくありません。
「ただ来れる場所」というのは本当に必要だなと思わされる12年間です。
DVの被害から裸足で逃げてきた人や、大雪や酷暑の中、路上や車中泊で命の危険を感じた人、1つの理由がきっかけであっという間に歯車が狂い、家もお金も身内も失った人、罪を犯してしまって反省して社会で生きていこうと思っても最初のスタート地点が定まらなくてもがいている人など。。。
「支援機関」は多く存在していますが、その間から零れ落ちてしまうケースというのはまだまだあります。
「ただ家を開けているだけ」ですが、その零れ落ちて来るものを少しだけかもしれませんが、受け入れることもできます。
少なくても「つながり」を少しでも感じてもらえる場所になることを願っています。